Tシャツを選ぶときのポイント

オリジナルプリントでつくると言えば、やはりTシャツが圧倒的な人気です。Tシャツだと年齢・シーン・屋外・室内を問わずに使いやすいことが理由です。
そんなオリジナルTシャツを作る時に考えなくてはいけない重要なポイントが「素材」です。素材でTシャツの値段、厚み、デザインなど諸々が決まってきます。
このページではTシャツの選び方を詳しく説明していきます。

Tシャツ素材比較表

素材
綿100%
ポリ100%
綿ポリ混合
特徴
Tシャツ好きはこれ!

価格は少し高いが、着心地や肌触りがよく安心感があります。「Tシャツが好き!」という人は綿100%のTシャツを選ぶ人が多いです。
数回しか着ないなら薄手のものを、何度も着るなら厚手のものを選びましょう。

速乾性でサラサラ!

ポリ100%は着心地に不安がある方もいると思いますが、技術は進歩して着心地も◎。洗濯後すぐに乾く速乾性に優れていますが吸水性が悪く汚れが落ちにくいことで脇の菌が増殖しやすく「臭い」が発生する場合があります。

バランス・コスパ◎

綿の着心地を残しつつ、シワになりにくい特性を備えたバランス型。実は現在流通の大部分を占めるのはこのタイプです。価格も抑えて肌触りよくながく着れるコスパに優れたTシャツです。

肌触り

★★★★★

やさしい肌触り。着心地もよく、オーガニックコットンだと更に安心感が違います。

★★★★☆

サラサラの着心地。生地の重さが格段に軽いため軽快な印象。少し糸が硬いような印象もあり。

★★★☆☆

肌触りもよく、生地の軽さを感じる素材感。技術力が上がり現在はこのタイプが多数派。

吸水性

★★★★★

汗を効率よく吸い込みます。汗をかいたあとは重くなり肌に張り付く感触も。

★☆☆☆☆

化繊のため、水分を吸い込む量は少なくなります。吸い込まずに撥水する機能を重視。

★★☆☆☆

綿100%ほどは吸い込みませんが、ある程度水分を吸収して撥水します。

速乾性

★☆☆☆☆

乾くのに時間がかかり、シワになりやすい特性があります。

★★★★★

水分を吸い込まないため、速乾性に優れています。シワにもならないため便利。

★★★☆☆

着心地の割には、乾きやすくシワにもなりづらい機能性を感じます。

洗濯堅牢度

★★★★★

厚さ(オンス)にもよりますが、洗濯するとシワになりやすく色落ちなど劣化があります。

★★★★★

シワも付かず毛羽立つこともないので洗濯を重ねても新品同様に使えます。

★★★☆☆

シワも付かず毛羽立つこともないので洗濯を重ねても新品同様に使えます。

ファッション性

★★★★★

綿100%のTシャツは風合いが良く、ジーンズなどもとも相性バツグン。

★☆☆☆☆

ツルリとした表面が普段着のファッションとはスポーティ過ぎて合わせづらいかも。

★★★☆☆

見た目は綿100%と変わりません。普段着にも合わせやすく活躍します。

コスパ

★★☆☆☆

綿のTシャツはポリなどの化繊よりも高価になる傾向があります。

★★★★☆

化学繊維なので安価で大量に生産可能。コストを抑えてTシャツを作るならおすすめです。

★★★★★

材料となる綿・ポリエステルを混ぜて使うので品質の割に安価で提供可能です。

Tシャツの糸について

Tシャツを着て気になるのが「肌触り(着心地)」ではないでしょうか。その肌触りに大きく関係するのがTシャツを作っている糸の製法です。綿はとても短いので長い糸にするときにねじって長くします。簡単に言うと、そのねじり方の差が糸の製法の差となります。
代表的な「オープンエンド」と「リングスパン」の違いを詳しく説明します。

素材
オープンエンド糸

「オープンエンド糸」は綿菓子を作るように空気の力で綿を絡めて糸状にする製法です。 リンクスパン糸と比べると不規則な印象です。表面が毛羽立っていて、シワになりやすくザックリとした素材感が特徴です。 繊維の間に空間がありリングスパン糸に比べると吸汗速乾性に優れています。アメリカではオープンエンド糸で作ったTシャツが主流で、程よく硬いこの糸独特の風合いが人気で、一時期日本でも爆発的に流行った「anvil(アンビル)」Tシャツもこのオープンエンド糸の代表格です。 洗うほどに糸が詰まっていくような経年変化も感じられて、愛着の持てるとアメカジTシャツファンに支持されています。

リングスパン糸

「リングスパン糸」はロープを作るように綿がねじってある糸です。 均一な印象で、この糸で作られたTシャツは表面がツルリとしていて、洗濯に強く、オープンエンド糸で作ったTシャツよりもシワになりにくく(コーマ通しした場合)毛羽立った印象もなくツヤがありしなやかな仕上がりです。
コーマ通し(combing)とは綿花の中の未成熟な部分を取り除き良質な部分だけで糸を仕上げる工程です。コーマ通しをした糸の事を「コーマ糸」といいます。また、逆にこのコーマ通しをしない糸を「カード糸」といいます。カード糸は色艶やしなやかさが無く、品質は劣りますが工程が少ない分だけコストが安くなります。

代表的な糸の種類

オリジナルでTシャツをつくる時に気になるのが、「肌触り(着心地)」と「プリントの品質」ではないでしょうか。実はその両方がTシャツを作っている糸によって大きく影響されるのです。Tシャツの着心地は、硬いと柔らかいで好みが分かれる所だと思いますがプリントの品質はTシャツの表面が滑らかであればあるほど綺麗にプリントできます。表面が毛羽立っているよりは整っていた方がインクのノリがいいと言えます。それも踏まえてTシャツをつくる糸の違いを説明していきます。

糸の種類
カード糸

カード工程(不純物を約5%取り除く工程)を行った綿花を使用した、一般的に使用される最も基本的な糸。シャリ感や涼感のあるラフな味わいが楽しめます。

セミコーマ糸

カード工程後に、コーマ通し(コーミング)で約10%の不良部分を取り除いた綿花を使用。カード糸よりも柔らかく、コーマ糸の光沢、耐久性もある仕上がりです。

コーマ糸

丹念なコーマ通しで約20%の不良部分をオープンエンド糸取り除き、良質な部分だけで仕上げた糸。光沢があり毛羽立ちが少なく肌触りの良い高品質なTシャツに仕上がります。

ザックリまとめると、コーマ糸が一番手間がかかっているので表面が滑らかで高級ということになります。しかし、カード糸が悪かというとそうでもなく、その少し毛羽立ったようなシャリ感などは独特な肌触りがあり「このTシャツの感じが好き」という愛好家もいるほどです。
いろいろなTシャツの特徴をわかった上で、自分だけのお気に入りのオリジナルTシャツを作ってみると愛着も湧いてきますので、是非その違いを確かめながらオリジナルTシャツを作ってみてください!

Tシャツの生地

糸と編み方の掛け合わせでTシャツが肌に触れる感触、丈夫さなどが変わってきますので編み方も重要です。
下記8種類のカットソーはTシャツやスウェットに主に使われる編み方です。カットソーとは、カット(縫製)&ソー(縫う)の連語として生まれた言葉で、ニット児を裁断して縫製した製品の総称です。

天竺(てんじく)

Tシャツの編み方で主流とされているのがこの天竺編みです。一般的には「平編み」と言われており伸縮性・強度にも優れています。

フライス

首や袖に使用される編み方で、耐久性に優れており横方向への伸縮性が優れているのが特徴です。

ハニカムメッシュ

凸凹な表面で肌に張り付かず、通気性を保ってくれる編み方です。

ポリエステルメッシュ

ポリエステル100%で、薄くて軽い。速乾性に優れており、メッシュの細かい凸凹で肌触りが良い。通気性が高いのでスポーツにオススメ。

Tシャツの加工方法

オリジナルTシャツをつくるのに加工方法はいくつかあります。
作るTシャツの素材、枚数や予算もありますが、加工方法の特徴を考えて最適な方法をお選びください。

加工方法
シルクプリント

10枚以上の単色プリントであればシルクプリントがおすすめです。1色・1箇所につき1つの版を作ってプリントするので枚数が多ければ1枚あたりの価格が下がります。独特のアナログな風合いが人気です。

フルカラーインクジェット

版を作らずにプリンターにセットして直接ダイレクトプリントする方法です。1枚からフルカラーで加工できるので人気ですが枚数が多くても1枚の値段はシルクプリントほどは安くはなりません。

コスパ

★★★★☆

10枚以上の単色であればコスパがいい加工方法です。
多色になると価格が上がっていきます。

★★★☆☆

1枚からフルカラーでプリントできるので少数のフルカラーだとおトクですが、枚数が増えると割高感が。

加工方法

前面・背面・袖などにプリントできます。縫い目は凹凸があるので3cm以上離すとプリントできます。

前面・背面はプリントできますが袖にはプリントできません。

注意事項

素材・厚さなどを選ばず綿・ポリどちらでも加工可能です。

綿はプリント可能ですが、ポリが50%を超える化繊はプリントできませんのでご注意ください。

加工方法
刺繍

ひと針ひと針糸を通すことデザインを作る刺繍は凹凸があり高級感があります。1枚あたりの製作時間が長くコストはかかりますが人気の加工方法です。

シート(単色・フルカラー)

単色・フルカラーともにビニール製のシートを熱で圧着させる加工方法です。

コスパ

★★☆☆☆

時間がかかるためコストは高いです。

★★★☆☆

1枚から加工可能ですが1枚あたりはシルクよりはお高くなっています。

加工方法

前面・背面・袖などに刺繍できます。左胸のワンポイントなどが人気です。

前面・背面・袖などに加工できますがシートは通気性がないので注意が必要です。

注意事項

最大でも30cm×28cmと大きさに制限があります。また、生地が薄いと刺繍がキレイに縫えない場合もありますので、Tシャツだと厚めの生地をお選びください。

フルカラーシートはデザインに枠が3mmほど付きます。
ビニールシートに糊がついていますので細いデザインは不向きです。

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