FESPA 2026 in バルセロナで最先端の印刷技術を体験!
ついでにガウディ建築で感動して、カンプ・ノウで熱狂してきました

2026.6.27 | SWEAT.jp社長の視察記

FESPA 2026を視察するため、羽田からフランス・パリ経由で20時間ほどかけて
スペイン第2の都市、バルセロナに到着!

バルセロナ

バルセロナはスペイン北東部の地中海沿岸に位置するカタルーニャ州の州都で人口は約160万人。
経済・文化・観光の中心地として世界中から人々が訪れます。特にガウディ建築が有名でサグラダ・ファミリア、カーサ・ミラなど歩くだけでアートに触れることができる街です。またFCバルセロナが本拠地を構えるサッカーの聖地でカンプ・ノウスタジアムは収容約10万人でヨーロッパ最大級のサッカースタジアムです。

バルセロナに到着!
長時間フライトでクタクタになりながら1時過ぎにホテルに到着

日本は東京でも0時くらいで終電ですが、バルセロナではなんと1時でも電車が動いていました。
調べると金曜日などは午前2時くらいまで公共交通機関が動いてるらしいです。
ポルトガルに行った時にも思ったのですが、そもそもレストランなどが開店する時間が19時、20時くらいが多いので賑わい始めるのも21時〜22時くらいで公共交通機関も比較的遅くまで動いているらしい。とにかく無事に到着できたのでひとまずは荷物を置いて食事に出かけました。
バルセロナは地中海に面しているため、魚介系が豊富で酒場では生ハムやタコなどが定番です。
遅いので少しお酒飲んでこの日は就寝。

生ハムと揚げたじゃがいものおつまみみたいな料理。生ハムがとにかく美味しくてお酒がすすみました。

地中海の恵み、タコが美味しかったです。

このスペインバルは初日に行って接客も親切で居心地がよくて結局4日連続で通うことになりました笑

タラゴナで世界遺産巡り
古代ローマの遺跡「レ・ファレラス水道橋」に行ってきました

バルセロナから電車で1時間、スペイン・カタルーニャ州の都市Tarragona(タラゴナ)に約2000年前に造られた古代ローマ時代の水道橋、Les Ferreres Aqueduct(レ・ファレラス水道橋)があるということで見学に行ってきました。
初代ローマ皇帝Augustusの時代、当時の都市タラコ(現在のタラゴナ)に水を供給するために造られた全長約217〜249m高さ27mの2層構造のアーチという壮大なスケールで2000年にユネスコ世界遺産に登録されています。

列車は地中海沿いを走り、海の青さに感動しました。

これが2000年前に造られたレ・ファレラス水道橋。
森の中を歩いていると突然巨大なアーチが現れたので驚きでした。
2000年前に造られたということを踏まえて観るとすごい技術力だと思いました。

せっかくなんで登って歩いて渡ってみました。
2000年前にこれが造られてほぼ原型をとどめて今もあることがすごい。

レ・ファレラス水道橋は別名「悪魔の橋」?

後日調べたのですが、この橋には伝説の逸話が残されているようです。
水不足に悩んでいる娘の前に悪魔が現れて、「橋を一晩で造る代わりに最初に水を飲んだものの魂をもらう」と持ちかけられ、悪魔と取引をして橋は完成したのですが、娘は最初に動物に水を飲ませて悪魔を出し抜いて魂は奪われなかったそうです。
人間には造れないほどに見事な橋を悪魔が造ったという伝説で別名「悪魔の橋(Pont del Diable)」と呼ばれているそうです。それほどまでに見事な橋でした。

タラゴナにある古代ローマ時代の円形闘技場「タラゴナのコロッセオ」は
地中海を望む絶景のロケーションでした

タラゴナ駅へ戻る途中、地中海を一望できる高台から見えたのはタラゴナのコロッセオ。
イタリア・ローマのコロッセオとは違い地中海を背景にした絶景のロケーションでローマ帝国時代の遺跡と地中海を同時に楽しめる美しい場所でした。
コロッセオでは剣闘士(グラディエーター)の試合や野獣との戦い、公開処刑、見世物などが行われ、収容人数は14,000人と当時としては大規模な娯楽施設だったそうです。

この角度からのタラゴナのコロッセオがとても美しい。
地中海を眺めながらコロッセオで娯楽を楽しむという2000年前とは思えない贅沢な施設。

地中海がとにかく青い。ずっと観てられるくらい美しい景色でした。

列車は地中海沿いを走り、海の青さに感動しました。

タラゴナの潮風は爽やかで、海は透明度が高かく波は穏やか。
初めて観た地中海は私のよく知る、日本の海とは全く違う海でした。

タラゴナの海は潮の流れが穏やかで、プランクトン量が外洋ほど多くないので海水が澄んで見えます。海の色が濃いコバルトブルーで岸辺はターコイズ。水面がキラキラと反射している様は、まるで絵葉書のような景色でした。
空気が乾燥していて波が穏やかなため、波しぶきが少なく空気中に舞う潮の粒子が少ないため磯臭くなくて日本の海と全く違う印象でした。
私が今までみた海の中で最も美しかったのはこのタラゴナの海でした。

ガウディ建築「カサ・ミラ」
100年の時を感じさせない独創性とオリジナリティに圧倒されました

バルセロナと言えばガウディ。
「ガウディがバルセロナの景観を形づくり、バルセロナがガウディを育てた」と言われるほどバルセロナとガウディは切っても切れない関係です。
まず訪れたのはバルセロナの滞在ホテルに近くのガウディが造った集合住宅「カサ・ミラ」。
ご覧のように直線がほとんどなく、外壁が海の波のようにうねり、バルコニーの鉄柵は海藻や植物を思わせる有機的なデザインになっています。これはガウディが自然豊かなカタルーニャ地方で生まれ育ったため自然界にある曲線から着想をえているからだとされています。

この外壁が波打つ曲線のデザインはひときわ目を引きます。

どこにも直線がなく、デザインの細部まで自然界を思わせるような曲線だけで構成されています。

カサ・ミラの1Fにはガウディの世界観が表現されたスーベニアショップが!
ガウディの発想や美意識を感じられるデザイン雑貨が溢れていました

ショップにはカサ・ミラの曲線美や独創的な装飾をモチーフにした文房具やインテリア雑貨が陳列されています。建築ディテイールをデザインに取り入れたノートやしおりなど、どれもデザインが素晴らしくレベルが高いと感じました。
Tシャツやトートバッグもバルセロナらしさ全開で、従来のベタベタな文字主体のデザインというよりはガウディ建築のデザインをインクジェットプリントで繊細に表現されていました。
旅先でしか出会えないデザインTシャツとの出会いも、旅の楽しさのひとつですね。私のクローゼットには様々なデザインのTシャツがあります。

Tシャツ、マグカップ、トートバッグなど色々とオリジナルグッズが充実していましたが目を引いたのはそのデザイン!
これまで観たスーベニアショップの中でデザインのレベルは最高クラスでした。

建築の書籍が並んでいて普通のスーベニアショップとは違う雰囲気でした

面白いなと思ったのがこの「色塗りTシャツ」自分の好きに色を縫って着ることができるという優れモノ。
参考資料として購入しましたが洗濯すると縫った色が少し落ちるけど、

内装・陳列の仕方、世界観がもうガウディです。
窓の形状からして変な形でどうやってはめ込んだんだろうと思うような造りにポリシーを感じます。

FCバルセロナショップ
明日はFCバルセロナのホーム最終戦! 公式ショップのグッズを徹底調査

バルセロナを訪れたら多くのサッカーファンが足を運ぶ場所のひとつが、FC Barcelonaの公式ショップです。街のあちこちにあるバルサ・ストアは単なるグッズショップではなくヨーロッパ随一の名門クラブの歴史やカルチャーを感じられる空間になっています。
SWEAT.jpのサービスに取り入れられるような加工方法やアイテムなどないかと調査しました。
取り扱っているアイテムはユニフォームをはじめ、トレーニングウェア、マフラー、キャップ、アパレルなど幅広く選手のフィギュアやペイントされたボールやマグカップなどバリエーションが豊かでサッカーファン以外でも楽しめる魅力がありました。

バルサ・ストアのエントランス。入口には警備員がいましたがタバコ吸ってスマホいじっていました笑

人気選手のユニフォームを着て応援に行くファン達がユニフォームを選んでいました。

ショップの2階にはカスタムエリアが!
自分だけの「バルサユニフォーム」をつくる場所

バルサ・ストアの2階にはカスタムエリアがありました!
ここではお気に入りのユニフォームを自分だけの一着へと仕上げることができます。背番号や名前を入れて好きな選手仕様にしたり、自分の名前を刻んだりスタジアムで応援するためだけではなく「バルセロナの公式ショップで、自分で選び、その場でカスタマイズした一枚」というバルセロナ旅行の思い出と結びついた特別な一枚になります。
個人的にはバルセロナのユニフォームがかっこよくて、ブランド的にも強いので自分やプレゼントする人の名前を入れるだけで満足度はかなり高くなると思いました。

カスタムエリアではプリント工程を見ることができるのも魅力のひとつ。
加工方法はシートでプレス機で圧着させる方法でした。

背番号の質感はこんな感じ。
好きな番号のシートを貼れるようでした。

マグカップの種類もペイントボールも豊富でお土産用にとても良さそうでした。

面白いなと思ったものがこれ。カンプ・ノウスタジアムの芝生を真空状態で閉じ込めたもの!
ここでしか手に入らないレアモノ! これはサッカーファンは欲しい一品ではないかと思いました。

街のTシャツショップ巡り
アートの街、バルセロナの個性あふれるTシャツを大調査

時間を見つけてバルセロナのデザインTシャツ屋さんをネットで検索してリサーチに出かけました。
バルセロナという街がひとつのブランドとして成立しているため、BARCELONAの文字がデザインされたTシャツはもとより、はやりガウディ建築・カタルーニャ文化や街をモチーフにしたデザインが多く見られました。プリントはフルカラーインクジェットプリントが多い印象でしたが、シルクプリントは発泡という立体的に膨らませたようなものが流行りのようでした。

石畳の路面っておしゃれに見えます。
デザインを前面に押し出した日本にはないタイプのTシャツショップでした。

フルカラーインクジェットデザインが多く見られました。
デザイン部分を木枠で囲って見やすくするような手法はありかもしれないと思いました。

立体的な発泡プリントのデザイン。
シンプルな単色で少し膨らませることでデザインのユニークさが強調されます。

カンプ・ノウでサッカー観戦
2026年 ホームの最終戦は偉大なストライカーの感動的な引退試合でした

バルセロナの街にとってサッカーは単なるスポーツではない。
街の文化であり、世代を超えて受け継がれるような特別な存在。そしてその中心にあるヨーロッパ最大のサッカースタジアムが「カンプ・ノウ」です。そんなにサッカー詳しくない私も知っているサッカーの聖地。なので、せっかくなので行ってみたくてとんでもなく高額なチケットを買って行ってきました!
その日は偶然にもホーム最終戦で、しかも偉大なストライカー「レヴァンドフスキ」のバルセロナ退団の日でした。試合前の選手紹介さで大声援が鳴り響いてゲーム開始前からすごい雰囲気。
聖地で記念すべき日に立ち会えて感動しました!

452€! 日本円で84,000円です。3人で行ったので25万円!

すでにリーグ優勝が決まったあとのホーム最終戦ということで祝福ムードでもありました。
現在増築工事中ということで、完成したら10万人収容のスタジアムになるそうです!

スタジアム内にもグッズ売り場がありました
5万人収容のほとんどのバルサファンがユニフォームを着用

バルサ・ストアで散々みてきたユニフォームをカンプ・ノウで観戦するほとんどのファンが着用していました。5万人収容の9割くらいのバルサファンがユニフォーム着用ってすごいこと。
その上、少し肌寒かったので人気の青・赤のFCバルセロナマフラーを巻いている人も多分3万人はいたのではないでしょうか。(私たちもスタジアム内で買いました)
スポーツグッズは日本でもプロ野球とか色々と観てきましたが、おそらく数でいうとこれまでで最大のような気がします。

試合前の記念撮影。
背番号9がレヴァンドフスキ。

相手チームであるREAL BETISの応援席はこの一角のみ。
スタジアムの98%がFCバルセロナの応援でした。

試合終了のホイッスルが鳴るとレヴァンドフスキを囲んで祝福ムード一色。
胴上げも見れて最高でした。

レヴァンドフスキの感動的なスピーチも聞けました。
普通にスペイン語話しててすごいカッコよかった。

街全体がFCバルセロナファン!
試合の日の夜は街には「Cant del Barça(カント・デル・バルサ)」が鳴り響く

あまりサッカー詳しくない私としてはバルセロナという街を舐めてたなと試合後に思いました。
それほどまでに試合前から街全体がざわつき、試合中もゴールの後ろに陣取る応援団が太鼓を鳴らしながら足踏みをしてバルサの公式アンセム「Cant del Barça(カント・デル・バルサ)」を一斉に歌う光景はすごかったです。
ゴールを決めてもこの応援歌が鳴り響き、まるで阪神甲子園球場で聞く六甲おろしのワールドクラス版でした笑
試合後にマフラーを巻いたまま街を歩いていたら「FCバルセロナ勝ったな」と声をかけられました。街全体がFCバルセロナファンでお祭りムードでした。

スーベニアショップ巡り
ガウディ通りのオリジナルグッズは発想が自由で色彩豊かでした

サグラダ・ファミリアとホスピタル・デ・サン・パウをつなぐ「ガウディ通り(Avinguda de Gaudí)」は、バルセロナ観光では外せない美しい通りとして知られています。
サグラダ・ファミリアに向かって緑豊かな道を歩くと両側にカフェやショップが立ち並びます。
スーベニアショップにはガウディ建築をモチーフにしたマグネットやポストカード、タイル柄の小物などが並びます。カラフルなモザイク模様や曲線的なデザインはガウディの世界観を感じさせてくれますし、Tシャツやマグカップ、トートバックなども色彩が強くて独特の配色でバルセロナらしさを感じさせてくれます。

定番のマグネットも色々なデザインがあり見てるだけで楽しくなります。

定番のトカゲTシャツがたくさんありました。
色使いがカラフルでバルセロナらしいデザイン。

「トカゲ」や「花模様」など象徴的なデザインがいろいろ
バルセロナはデザインの街

スーベニアショップでもたくさん見かける「トカゲ」や歩道タイルに刻まれた「花模様」などバルセロナには象徴的なデザインがたくさんありました。
トカゲは実は「ドラゴン」が原点であガウディがつくったPark Güellの入口にあるカラフルなモザイクの像がモチーフとなっています。
歩道タイルの花の模様は「Panot de Flor(パノット・デ・フロール)」と呼ばれバルセロナを象徴する都市デザインで歩道をより安全で快適にするための舗装材として表面を凹凸にして滑りにくくしているのだそうです。機能性と美しさを兼ね備えたデザインと言われています。

花模様がロゴになっているスーベニアショップ

店内は明るく可愛らしい色使いでイラストがカワイイ

こんなユニークなグッズまでありました。
スペインといえば生ハム!

花模様がデザインされたトートバッグ。
普通にデザインレベルが高くてかわいいです。

決まりきったフォーマットなどなく、自由で元気になるデザイン
バルセロナのデザインパワーは刺激になりました

バルセロナのスーベニアショップはとにかく色数が多く色彩が鮮やかで、元気になるようなデザインが多いと感じました。日本にずっといるとおもいつかないデザインで発想が自由で見てるだけで刺激的です。
バルセロナの街で見かける建物や公園、ショップのデザインやインテリアなどの中にあるカラフルなモザイク模様は青、ミドリ、黄、白など小さなタイルの欠片が集まり独特の表現を作り出しています。
これはガウディ建築に多く使われたトレンカディス(Trencadís)と言われるもので割れた陶器やタイル・ガラスなどを組み合わせて装飾する技法です。
普通なら捨てられてしまう素材も、色や形を組み合わせれば新しい美しさを生み出せる。
この考えは、自然を観察して形を取り入れたガウディの建築思考ともつながっていると
言われています。

FESPA 2026
バルセロナでプリント業界の未来を感じてきました!

行ってきました!「FESPA Global Print Expo 2026」。
やっと本題というか、このFESPAを見るために遥々日本から20時間のフライトをして来たんです。
世界中のプリント、サイン、テキスタイル、パーソナライズ分野のプロフェッショナルが集まる印刷業界最大級の国際展示会です。会場はバルセロナの展示施設「Fira de Barcelona」で、5月19日〜22日に開催されました。
オリジナルプリントの仕事に携わる者にとってFESPAは単なる展示会ではありません。
「これからのものづくりはどう変わっていくのか」を肌で感じる場所なんです。
SWEAT.jpを使っていただいているお客さまに良いサービスを提供するためにしっかり勉強してきました。

さすがはFESPA! 世界中から多くのプリンター達が集まっていました。

ブラザーが開発したDTFプリント機器。
昨年に続き、今年も主役はDTFでした。

DTFに付随してプレス機の種類が増えた気がします。
こちらは片方にセットしている間に隣でプレスできるダブルプレス機。

マグカップが大量にプリントできるこんなUVプリント機材も。
専用のジグを使えば生産性が大幅にUPしそうです。

乾燥器を通った衣類を仕分けるロボット!
人間がやらなくてはいけなかった手作業がテクノロジーで代替可能になる未来がそこまできていると感じました。
工場に人がいない時代が来るかもしれない。

昨年に引き続き、プリント機器の主役はDTFプリント!
色の再現性や小ロット対応、スピードでこれから主流になっていく気配

会場には大型インクジェットプリンター、DTG(ダイレクト・トゥ・ガーメント)、DTF(ダイレクト・トゥ・フィルム)、シルクプリント、刺繍、などプリントに関わる最新技術が一堂に集結していました。
Tシャツプリントというと昔ながらのシルクプリントの印刷技術を想像する人も多いかもしれませんが、現在のプリント業界は
・1枚から高品質
・在庫を持たない
・複雑なデザインも短納期で対応
・環境負荷を抑えた素材やインクでプリント
といった新しい流れが加速しています。
特に注目はDTF(ダイレクト・トゥ・フィルム)で、昨年のFESPAくらいから世界中のプリント機器メーカーが本格的な生産用途として提案しています。
DTFが注目される理由は
・綿やポリエステルなど幅広い素材に対応できる
・フルカラー表現が得意で再現性が高い
・版を作らずに小ロットで対応できる
・細かいデザインや写真表現できるのでIP(Intellectual Property)グッズとの相性が良い
・在庫を持たないオンデマンド生産との相性が良い
特に現在のアパレル市場では、「大量に作って売り、売れ残ったら廃棄」という流れから「必要な分だけ作る」にシフトしてきておりDTFの長所と市場がマッチしていることを強く感じました。

EPSONのDTFプリント

花模様がデザインされたトートバッグ。
普通にデザインレベルが高くてかわいいです。

花模様がデザインされたトートバッグ。
普通にデザインレベルが高くてかわいいです。

昨年のDTFプリント時代に突入から今年は成熟期に突入!
現場を意識した周辺機器の提案が多く見られました

今回印象的だったのは、単なるスペック違いのDTFプリンターの提案だけでなく生産現場を意識した展示が多く見られたということ。
・フィルム出力のバリエーション
・パウダー処理
・ワークフロー管理
まで含めたシステムとしての提案があり、DTF周辺の機器が増えていて前年の「DTFが増えたFESPA」から今回は「DTFが成熟期に入ったFESPA」という印象を持ちました。
だからといって、これまでの主力であったフルカラーインクジェットプリントやシルクプリントをDTFが取って代わるということではありません。
フルカラーインクジェットは生地に直接インクを染み込ませることで自然な風合いや大量生産での強みがありますが、DTFは「このデザインを1枚だけ作りたい」「色々な素材にプリントしたい」というニーズに強いので、DTFのプリント技術の完成度が上がることで用途によって使い分ける流れができてきたと理解しました。
2日間みっちり見て回った「FESPA Global Print Expo 2026」は昨年のベルリン以上に得るものがあったと思います。

サグラダ・ファミリア
ガウディ没後100年の今年、イエス・キリストの塔が完成を迎える

バルセロナに行ったら必ずいきたと思っていたサグラダ・ファミリア。
ちょうど私たちが訪れた翌月の6月10日に高さ172.5mのメインタワー「イエス・キリストの塔」が完成したとニュースになっていました。
中央の巨大な十字が据えられ外観の完成を迎えたのですが、細かな仕上げや彫刻の装飾などが残っているようで全体の完成は2030年以降になるとのこと。
しかし、1882年の着工以来140年以上かかった建築をちょうど初めてバルセロナに訪れたタイミングで見れたのは幸せなことだと思いました。

高さ172.5mはバルセロナ市街地にある丘(173m)よりもわずかに低く設計されているそうです。
「人間が造ったものを神が造った(自然)ものより高くしない」というガウディの哲学によるものと言われています。

森を再現したと言われる内部のデザイン。
巨大な柱は木を表現しており柱は上に行くほど枝分けれしています。

芸術的なステンドグラスと内部のデザインは圧巻の一言
サグラダ・ファミリアの内部は建造物なのに自然を感じる不思議な空間

サグラダ・ファミリアの内部は外観以上に異様でした。
ガウディの自然観が表れている場所がこの内部で、森を再現した空間と言われています。
巨大な柱はまるで森の木のように上部に行くほどに枝分かれしていて、重さを自然と分散する構造になっているそうです。
また、光の設計が行われていて朝差し込む光は青や緑系の光で爽やかで生命を感じるように。夕方は赤やオレンジ系の光で暖かく情熱を感じるようにするなど、時間によって空間の表情が変わる設計と言われています。

ステンドグラスの美しさに言葉を失いました。

私たちが行った時間は夕方近くでしたので赤い光が差し込んでいました。

サグラダ・ファミリア内のスーベニアショップ。
店舗もまた美しいデザインです。

サグラダ・ファミリアグッズが並びます。
塔が完成したことでグッズもリニューアルした感じがします。

まるでレコードジャケットのような展示方法。
ヨーロッパはTシャツをこういうパッケージで見せることが多い気がします。

ガウディのデザイン哲学を感じられるスーベニアショップ
Tシャツやトートバッグ、マグカップのデザインもひと味違っていました

ガウデイは植物、動物、鉱物、曲線からデザインを造ったと言われています。
サグラダ・ファミリア内のいたる所にその有機的なデザインコンセプトが溢れていて、スーベニアショップのグッズデザインにも反映されていました。
ステンドグラスをモチーフにしたカラフルなTシャツやトートバッグ、塔や柱をモチーフにしたマグネット、ボトルなどなど。SWEAT.jpで作成できそうなオリジナルグッズがたくさん陳列されていましたが、デザインをこれまで仕事にしてきた私の目から見ても、色使いやイラストなど自由度が高くこれまで見たことがないようなグッズデザインばかりで刺激を受けました。
ガウディの規格外のデザインに触れることで、まだまだオリジナルグッズのデザインには限界はなく、お客さまが喜ぶもの・売れるものなど面白いものがつくれるという可能性を感じました。

まとめ

6日間もバルセロナにいたのですが、毎晩同じスペインバルにずっと通っていて3日目くらいからお店のエントランスでスタッフと目が合うと笑われていました。(また来た!あの日本人って感じで)
街の景色も美しく、人がとても陽気で親切ないい人ばかりでした。
印象に残ったのは、カンプ・ノウスタジアムの熱狂、ガウディ建築、地中海の青さ、休憩の度に飲んだ1500円くらいする高額なスムージー、3万歩くらい歩いて疲れたFESPA、などなどいろいろありましたが刺激的な視察でした。
特にFESPAは昨年のベルリンに続き2度目ということもあり、変化も感じることができました。
色々なプリント方法が提案され、現場での経験を元に成熟してきたという印象を持ちました。
ネット社会のようにとんでもない技術革新は起きていませんが、少しづつですが完成度は着実に高まり、気がつけば10年前と比べると格段に進歩しているのを感じます。
SWEAT.jpでは小ロットから法人の大量ロットまで柔軟な対応を心がけていますが、こういった最新技術を積極的に取り入れてどういった用途でもお客さまの期待を超えれる品質や対応スピードを実現できるように今一度現場を見直していこうという決意を新たにしました。