ORIGINAL PRINT TIPS

2022.10.28

シート or インクジェット どっちが良い?

Tshirts Print LABをご覧のみなさま、こんにちは。
以前、SWEAT.jpのシートプリントの機械が変わって
品質がレベルアップしたことを記事にさせていただきましたが、
ご注文の際に、「インクジェットとどう違うの?」というお声が多いです。
それぞれに特性がありおすすめのシーンが違いますので、
今回は「フルカラーシートプリント」と「インクジェットプリント」の違いについて
比較しながらどう使い分けるべきか解説していきます。

2種類のプリント方法

そもそも「インクジェットプリントってなに?」「フルカラーシートプリントってなに?」と
思われる方も多いですよね。
どちらもフルカラーでプリントができるプリント方法で
シルクプリントのような版を作成する必要がないので1枚から注文しやすいです。
写真などもプリントできるので個人のお客さまにも多く支持されています。
同じフルカラープリントでも発色や質感が異なるので仕上がりが変わってきます。
2つのプリント方法の特徴は、
インクジェットプリントは「生地に馴染む仕上がり」
フルカラーシートは「鮮明にはっきりと色が出せる」というものがあり、
インクジェットに関しては、Tシャツの色が淡色と濃色によっても仕上がりが変わってくるのも楽しいポイントです。

フルカラープリントでも差があります。

発色の比較

実際に仕上がりを比較していきます。
まずは「発色」に着目してみましょう。

・インクジェット
インクジェットプリントは少し「トーンが少し暗め」な仕上がり。
デザインや写真をあえてぼやっとした仕上がりしたい方におすすめです。
インクジェットプリントの場合はTシャツの色が淡色か濃色によっても仕上がりが変わってきます。

・フルカラーシート
フルカラーシートプリントは「発色も良く写真をそのまま貼り付けた」ような仕上がりです。
綺麗に発色させたい方におすすめです。
今までのフルカラーシートは洗濯するとプリント部分がヒビ割れてしまいますが、
SWEAT.jpでは「DTFプリンター」という機械を導入しており、インクにパウダーを振りかけてつくるのでヒビ割れがしにくく柔らかい仕上がりになります。

実際の発色の差

質感を比較

続いては「質感」に着目していきましょう。

・インクジェット
淡色の場合は生地に馴染んでいるので、「生地と同じ、滑らかな触り心地」
濃色の場合は下処理剤を使用するので「ザラッとした質感」になります。
シートプリントの様にペタッとした質感が苦手な方におすすめです。
また、洗濯を重ねてもプリントが剥がれる心配が少ないです。

・フルカラーシート
フルカラーシートはシートを貼り付けているので「サラッとマット」な滑らかな触り心地。
シートを貼り付けているので生地に馴染むよりは少しプリントの存在感を出したい方におすすめです。
また、水も弾くので汚れてもさっと拭けるので小さなお子様におすすめです。
洗濯をしすぎると剥がれてくる可能性があるので注意が必要です。

プリントの質感の違い

その他の特徴

最後に2つの特徴をまとめつつ、プリント画像を並べると違いが一目瞭然ですね。

・インクジェットプリント
・生地に馴染んでいるので洗濯への耐久性◎
・Tシャツの色が淡色の場合はやわらかいに仕上がり
・プリント部分が肌に触れても不快感が少なく着心地も抜群
・Tシャツの色が濃色の場合は表面がザラっとした仕上がり
・プリント部分の通気性◎

フルカラーシートプリント
・より鮮明にはっきりと色が出せるのが魅力
・プリント部分はペタッとした仕上がり
・フィルムを圧着するため仕上がりはさらっと滑らかでマットな質感になる
・シートを貼りつけた部分は通気性が無い
・水を弾いて汚れにも強い

「着心地が良く生地に馴染んだ仕上がりが良い方」はインクジェットプリントがおすすめです。
「鮮明な色で写真をそのまま貼り付けたような仕上がりが良い方」はシートがおすすめです。

おわりに

同じフルカラープリントでもプリント方法だけでこんなにも仕上がりが変わってきます。
個人的には写真が綺麗に映えるフルカラーシートが好みです。
1枚からご注文いただけますのでご不明な点や不安な点がございましたら、
カスタマーセンター若しくは店舗スタッフまでお問合せくださいませ。