ORIGINAL PRINT TIPS

2018.06.15

刺繍加工ができるまで

オリジナル作成で外せない加工の1つが「刺繍」。
キャップを中心に、シャツ類やジャケットなど幅広い商品で人気の刺繍加工ですが、実際にどんな風につくっているか気になりませんか?
今回は自社のオリジナルプリント工場から、刺繍加工の過程をご説明します!

完成イメージの作成!

まずはデザイナーが商品の完成イメージを作成します。お客さまのご要望にそっているか、細かい位置やデザインのディティールまで作成いたしますので、よくご確認ください。
デザインの作成・修正は無料ですので満足のものになるまでご要望をお伝え下さい。
※デザイン修正後のご注文キャンセルには「キャンセル料」が発生します。
今回は、お客さまの好きなブランドのフォントを使ったデザインで、オリジナルの刺繍キャップをつくります!

キャップに刺繍した際の完成イメージ

専門のスタッフが刺繍データをつくります

刺繍はインクでのプリントと違い、刺繍機が自動で行ってくれますが、 代わりに、縫う順番や糸の向きなど、刺繍の仕上がりをきれいにするために考えることがたくさんあります。
そうして考えた加工の手順を機械に行ってもらうためにするのが「刺繍データ作成」です。
手で縫わない代わりにこのデータ作成で、ノウハウを活かしたキレイな刺繍作りが行われています!

今回は文字デザインなので、書き順を意識してデータの作成をしました。
特別にデータ作成の様子の一部を動画でお届けします!

刺繍のデータを作成する様子

ミシンにデータをセット!

刺繍データを作成し、しっかりと仕上がりのイメージを確認したら、いよいよ刺繍機にデータをセットです。
スウェット.jpでは「Barudan」の刺繍機を使っています。手縫いの刺繍機のイメージとだいぶ違って、ロボットみたいですよね!
刺繍機にデータと商品をセットして、刺繍スタートです。

デザイン刺繍の機械にデータをセット

キャップ刺繍の注意!

キャップはその作り上、端から縫っていくと生地が吊ってしまいます。
生地の吊ったキャップほどかっこわるいものはありませんので、中央から端に向かって左右で分けて縫っていきます。
今回でいうと、「PANDA DNATS」という感じの順番になります。

キャップに刺繍する際の順番

データセットが終わったら刺繍開始!

ここまできたらあとはデータ通りに刺繍機が商品に刺繍をするだけ。
ですが、途中で糸が切れたり、思うような仕上がりにならなそうなときは修正しなければいけないので、完成するまで気は抜けません。
生地の素材や厚みによっても仕上がりに大きく差が出るのが、刺繍の特徴ということもあり、
専門のスタッフによる微妙な調整があってはじめて、高品質の刺繍を保てるのです。

刺繍加工の様子

仕上がりを確認

刺繍機から商品を外し、刺繍の仕上がりを確認。
糸はほつれていないか、デザインは曲がっていないか、完成イメージ通りか。お客さまがご満足いただける刺繍加工の品質にするため、丁寧にチェックします。
その後、検品専門のスタッフが、再度細かく品質チェックを行ってから、お客さまにお届けします!

実際の仕上がり

最後に

いかがでしたでしょうか。筆者もはじめて見たとき、手縫いの刺繍との違いに驚きました。
このような専門スタッフによる技術とノウハウで、高品質の加工を自社工場で可能にしています。
オリジナルプリントのことならスウェット.jpになんでもご相談ください!