HOWTO

2023.08.25

失敗しないオリジナルタオルの作成ポイント

Tshirts Print LABをご覧のみなさま、こんにちは。
暑さも少しずつ和らいできており、秋冬のシーズンが近づいています。
この夏には欠かせなかった「タオル」ですが、
秋冬のイベントでも意外と人気で作成される方が多いです。
ただノベルティのタオルは作成するときの注意点があり
より満足なものをつくるには抑えるべきポイントがいくつかあります。
今回はそんな注意点をご紹介していきます!

タオルのサイズ

オリジナルタオルの作成でまず押さえるべきポイントは「サイズ」です。
タオルは製造の段階で1枚ずつ大きさに差が出ます。
一般的にはタオルの基準サイズの「±5%」は差があると言われています。
たとえばフェイスタオルは横幅90cmくらいですので、±4〜5cm程度の差があります。
また、完全な長方形でなく上下の長さに差が出て台形などの形になることもあります。
残念ながらこれを完璧に無くすことはタオル業界でもできていませんので、
プリントのデザインに気をつけていく必要があります。

サイズの個体差を把握しましょう

タオルのプリントデザイン

前述のとおりタオルには1枚ずつすこしサイズの個体差があります。
それを踏まえたデザインにしないと、
「思っていたのと違う」「1枚ずつ仕上がりが違う感じがする」ということにもなります。
どういったデザインが向いているかご紹介します。

まずは向いていないデザインから。
タオルのプリントに向いていないのは「端にメインのデザインがある」ものです。
1枚ずつ長さが違うので、端まで文字がピッタリ入っていたり
右や左の端に揃えたデザインは個体差で印象が変わりやすいです。

逆に向いているデザインですが
「中央にメインのデザインがある」ものと
「どこで切れてもいい繰り返しデザイン」です。
難しいことはなく、タオルの端が切れたり長かったりしても違和感がないデザインだと、個体差があっても違和感なく使えます。
タオルのサイズ差を考慮してデザインを作成しましょう!

1枚ずつ印象が変わらないよう注意

タオルの仕上がり

全面フルカラーでタオルにプリントするときは「昇華」という加工を使用します。
インクを乗せた紙をタオルに熱圧着することでインクを転写するプリントです。
これはインクジェットプリントなどに比べると
比較的生地の奥までインクが染み込みますが、それでも生地の毛を完全に染め上げることはありません。
なので、毛の長いタオルは毛並みの向きなどによって仕上がりの差があるように見えます。
特に全面をベタ塗りなどするデザインでは毛の向きで色が変わって見えたりします。
販売などの際には、一度手で毛並みを揃えて並べることをおすすめしています。

インクが乗っていない部分は生地の色になります

納品後の保管方法

タオルは先程ご紹介した「昇華」の加工でプリントすることが多いです。
この昇華は保管の際に気をつけないと、稀に色移りすることがあります。
熱で転写するものなので、夏の高温多湿な環境などでずっと重ねて保管していると
稀にタオル同士でプリントの色移りをすることがあります。
納品後は必ず箱から出して、密閉された高温多湿の環境を避けるようにお願いします。

早めの開封をお願いします

おわりに

オリジナルタオル作成の注意点を解説しました。
ノベルティで大量に作られることが多いオリジナルタオルなので
いくつかの注意点に気をつけていただき
いまいちな商品が大量にできるということを避けるようにしましょう。
プリントデザインについてはお気軽にスタッフにご相談ください。